羽鳥佑一郎 「川松真一朗について」
墨田区選出で都議を務める川松真一朗君とは両国小・中学校の学友であり、その行動力と強い意志に多くの刺激を受けてきました。
雰囲気や時代の空気に相容れない言動をするのは勇気がいることですが、彼は向こう傷を恐れることなく、自らの考えを堂々と実践しています。そのことはテレビ等メディアの後押し受けて圧倒的な人気を誇った小池都知事とも真っ向から意見をぶつけ合う姿勢や、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗元会長の発言をめぐるバッシングとそれを許す風潮に対する真摯な反論によく現れていると思います。
交友を広くして意見を求め、本や史料に当たり、議論をし、様々な問題に対する自らの考えを絶えず推敲させている姿は高校・大学時代から変わっていません。そうして練り上げた問題意識や見識を以て、地震、水害危機管理、コロナ対応と現場に足しげく通って常により良い政策立案と遂行に力を尽くす姿には頭が下がります。
テレビ朝日のアナウンサーとして活躍し、子供も産まれたばかりの2011年にその職を辞して墨田区長選挙へのほとんど無謀ともいえる戦いに臨むことを、多くの人は止めたことでしょう。しかし、その決断を必至のものとした区政に対する問題意識と、解決に向けた情熱は、選挙活動を通じて仲間たちの、そして有権者の心を打ち、その2年後の都議会議員選出につながったのだと思います。
彼の多岐にわたる政策立案、言動について賛同できないこともあります。しかし、彼が雰囲気や風潮に以て